子供の時の思い出

今はもうなくなってしまいましたが,私の地元から車でおよそ40分ほどの所にあるプールに友達と行く事になりました。
友達のお母さんに送ってもらい,2時間ほど楽しんだのですが,実は私、泳げないのです。
友達にプールに行こうと誘われた私は,泳げないし水着持ってないからごめん、と断ったのです。

しかし、小さい頃からスイミングに通っていた友達は泳ぎ方教えてあげるし、水着も新しいの買ったから、お下がりで良ければあげるよ!と言うので、私は初めてのプールに行く事を決めました。
友達の水着はオレンジ系のひまわり柄の水着で,とても可愛らしい水着でした。
それをみて私は、私の水着はどんな柄なのかな?
とワクワクしていたのですが
はい、この水着あげる!と言われ渡された水着は,赤に近いピンク色の無地でした。
キャミソール、パンツ、スカートの3点セットで,正直私は色も気に入らないし,派手なおばさんが着るような水着にがっかりしました。
しかし、もらった物に文句を言えるはずもなく,私はそれを涙目になりながら着たのを覚えています。
そして初めてのプール。友達はコーチ。
まずは水に慣れようと水中ウオーキングから始まったのですが,プールの真ん中あたりが深い事を知らない私は低身長。
私の鬼コーチは気にせず進めと言いました。
一番深い所で私の顔は半分水に浸かるのです。
深い所だけは息を止めてウオーキング。
それを10週ほどした後、鬼コーチは、もぐってみようと言い出しました。
耳に水が入るのを慣れさせるためだと言います。
しかし、お手本を見せた鬼コーチは勢いよく水中から出てくるとゲラゲラ笑い出したのです。
どうしたの?と聞くと
私の水着のスカートがなくなっていてパンツだけになっているとの事。
二人で水中を探すと、少し離れた所にスカートはありました。
友達はまだゲラゲラと笑っていて私は恥ずかしくなり、友達を怒りました。
すると、友達は言います。
でも、水中で気付いてよかったじゃん?
そのまま気付かず上がってたら、もっと恥ずかしかったと思うよ?と。
確かにそうだなと思い私は友達に感謝するのでした。
そして、いよいよ泳ぎの練習。
力を抜いて浮いたら手と足を動かす!
と今思うと雑な説明ですが,その頃の私は、泳げるようになりたい一心で
友達の言う通り指示に従っていました。
そして、雑な説明の後、鬼コーチは言うのです。
はい、泳いでみてと。
やってみましたよ。
ですが、そんな雑な説明で,はい泳いでと言われ、泳げる人なんて居ないと思います。
私はそのまま水中に沈んでいきました。
どうしよう、どうすればいいの。
とパニックの私。
息も苦しくなっていき、ぶくぶくと水の泡が出たとき,鬼コーチが助けてくれました。
そして一言。ごめん、溺れた時の対処法教えるの忘れてた!
その時私は思ったのです。
事故に見せかけ殺すつもりなんじゃないかと。
恐怖感から私はその後泳ぐ気にならず疲れたから休憩するね。
と言いプールから上がったのですが
友達がまたしてもゲラゲラ笑い出したのです。
何事かと思ったらスカートがない!
いや、スカートがめくれてパンツ姿になっていたのです。
私は早く帰りたいと思いました。
その後30分ほどすると友達はそろそろ帰ろうかと言い,私たちは帰る事にしたのですが,プールの監視員がイケメンで私は自分の着ている水着姿が
恥ずかしくなり監視員に見られたくないあまり走りました。
あっ!と思った時には天井が見えていて
そこから床につくまではスローモーションでした。
背中に強い痛みを感じてすぐにイケメン監視員がかけつけます。
大丈夫ですか?
とイケメン監視員と目が合うと私は違う意味で気絶しそうになりましたが,大丈夫です、すみません。
とその時の私の顔は水着と同じ色をしていた事でしょう。
恥ずかしさのあまり起き上がって友達と逃げるように,その場をさりました。
今日は本当についてないし疲れたなぁ。
なんて考えながら目を洗おうとしたら蛇口をひねっても出てこない。
あれ?と思い顔を近づけると勢いよく水が出てきました。
私は目を洗う事を断念しました。
どうしてこんな思いしなきゃないの。
本当に今日はついてないと半泣きの私に友達は笑いながら言うのです。
今日いっぱい笑わせてもらったし本当に楽しかったと。
友達に悪意を感じましたが友達はただの天然で悪い子ではないので,今でも仲良くさせてもらっていますが,それから私は二度とプールには行かなくなりました。

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